都市大学生の蛇足

日頃考えている事を整理するために書きます。めっちゃ暇な人は足を運んでみてはいかがでしょうか。

給付型 学外奨学金の受かる秘訣! 給付だけで大学を乗り越えられそうな貧乏大学生が語る

どうも、貧乏大学生こと、某都市の大学生です。正直大学に通うお金がなく、「でも借金したくない!アルバイト増やしたくない!」という糞みたいな思いから、4月から奨学金を申し込みまくった有志を、ここに書こうと思う。

2022年4月初頭に申し込んだのは、給付型(返さなくてよい)学外奨学金で以下、2~4年生の間受けれる「守谷奨学金」「ナガワひまわり奨学金」「岡部奨学金」「中部奨学金」と、

ボーンと単発でもらえる「日揮・実吉奨学金(30万)」の5つ。

この中から実際に受かったのは、「守谷奨学金」と「岡部奨学金」、「日揮実吉」の3つ。1年次から受けている「jasso」と組み合わせると、月額18万もいただけるようになった。このおかげで、大学生活にかなりの余裕が生まれた。学費払っても200万は残るかもしれない。(返済しなくてよいのが大きすぎる)

私もダメ元で、申し込んだ結果、意外といけたのだから、皆さんにも私の教訓から奨学金を勝ち取ってほしい。

私が思う注意すべき点と、審査が通りやすくなる秘訣を書こうと思う。

大まかな審査の流れとしては、「書類審査(学内)➡書類審査➡面接」であり、狭き門を潜り抜ける必要がある。(学内選考なかったり、面接ない場合もある為、よく募集要項を見よ!)

<目次>

  1. 推薦書は必要!早めに準備・相談すべし
  2. 作文がある!構想を練って練って練りまくれ!
  3. 面接対策!場数を踏んで情報仕入れよう!
  4. 学外奨学金に受かる人と落ちる人

1.推薦書は必要!早めに準備・相談すべし

受かったらその学年から基本的に毎年更新で受給できる「給付型奨学金」には基本的にはすべて「教授や学長からの推薦書」が必要となる。3年次はよいが、2年次にとっては、ゼミや研究室で親しい教授もいないわけだから、1年からねらいの教授との接点を持ち、コネを持つ必要がある。(授業中の発言やその前後のやり取りでまじめで勉強熱心な良い印象を残せばよい)

教授は、生徒の事情まで把握できないから、自分の推薦すべきアピールポイントを乗せた、推薦書の下書きを書き、教授にメールやら直接お願いするケースがほとんどだろう。その場合、募集要項の推薦書の指定をよく見て、それを伝えないといけない。

重要なのは、提出期限だ。だいたい、こういった書類の提出期限は4月の中旬(4/17)とかである。大学の募集が始まるのが4月冒頭なのにだ。非常に忙しく、大変だが、やるしかない。正直、提出期限が6月中旬など遅い物(「ナガワひまわり」等)もあるが、応募するハードルが低いため、より多くの志願者が応募し、かなり辛い。

私が受かった「守谷」も「岡部」も締め切りは4月18日前後。提出期限までに書類に不備なく提出せねばならない。提出した後に大体、呼び出されて修正するのは当たり前であるとおもって3日くらい余裕をもって提出しよう。

コツは、事務の人、教授によくする事だ。事務の人には、とにかく下から下からへりくだり、何度も添削してもらった。教授には、大学の募集が始まった4月10日くらいから推薦書のお願いをした為、猶予が1週間しかなく、かなり謝って書いてもらった。教授には最低でも2週間前から(より前もって伝えた方が吉)相談をした方がbetter

2.作文がある!構想を練って練って練りまくれ!

大体、志望動機以外にも、作文する部分がかな~りある。守谷なら、家庭状況や大学を志望した理由などかなり踏み入った内容も書く必要がある。岡部等の多くは、「ゼミや授業で取り組んでいる事」というテーマの作文であった為、一度作れば、コピペで他も同じテーマであれば、使いまわせる。頑張ろう。

コツは、この奨学金が受けれないと、貧窮により大学に通えない!こんなにも勉強熱心で、将来かなえたい物があるのに・・・」と、あなたの奨学金受けないと人生の終わりとでも言わんばかりに、書き連ねる事である。ただし、嘘を超えない範疇で。

しかし、向こうが見ているのは、「家庭の貧困度合い」と「今の大学の学力」であるのは事実。それを踏まえたうえで、募集要項にある、「志願する人像」に適した文章を書こう。例えば、「学業優秀で、品行方正で、、」と書かれていれば、その部分を強調した文章にすればよい。

そうした努力してきた過程を見せるのも大事だが、しかし、結果も大事。主席を取ったとか、toeicで○○点上がったとか、結果があると説得力が増す為、そういうのがあれば通りやすくなるのは事実だろう。

そして、何度も事務の人に添削・相談してもらおう。私の場合、この文章を見れば一目瞭然だが、文才がない。それ故、大体5回以上一つの文章を添削してもらった。事務の人は、今まで数多の学生を見てきて、審査になるべく通りやすい文章にするプロなのだから、コネをコネコネしまくって、面倒見てもらおう。

(こういったコネを持っておくと、事務の人から奨学金の情報を貰えたりする。いいことづくめだから、謙虚に謙虚に接し、仲良くしとこう)

3.面接対策!場数を踏んで情報仕入れよう!

書類審査が通れば、半分成功だ。私は、守谷育英会と、ナガワひまわり財団と、岡部奨学金の3つ書類審査が通り、面接までこぎつけた。例えば、守谷育英会・岡部の場合は、書類審査重視だから、面接は失言がなければOKだと思うが、(面接下手な自分が受かったくらいだった)それに対し、ナガワひまわり財団は、書類などあまり見ずに面接重視だった。というか、ナガワひまわり財団は6月まで募集をかけており、面接まで行ける人数が比較的多く、かなり時間も押して、面接官も忙しそうな印象だった。(丁寧に一つ一つ聞いてくださって、非常に良い対応の面接だった事は念押ししておく)

対策として、まずは、事務室に行って過去の面接内容が残っているかどうか尋ねてみよう。もしかしたら、先輩の履歴や、在学中であれば直接会って相談させてくれるかもしれない。(私の場合は、面接まで行った先輩が卒業してしまっていたが)

次に、Webサイトで情報を仕入れよう。面接対策のサイトにある質問パターンはすべて漏れなく下書きを作り、面接当日まで脳内でシミュレーションをすると良い。ここで、特に守谷育英会の場合は、家庭状況まで細かく深く聞かれたから、もれなく自分の生活状況や経済事情について、隙間なくまとめておくと良い。つつかれた時に、ぼろが出ないように。プラスα、先の事を見越して、様々なケースまで想定している事を伝えられるとなおさら良いだろう。(ただ、私の受けた岡部奨学金の場合、20分の面接が5分で終わり、岡部奨学金の企業の内容について聞かれただけだったケースもある為、一概に言えないが、面接重視であるナガワひまわり財団の場合は、面接の質問パターンは一通り聞かれたので、入念な事前準備は必須だ。)

ここで、一つ。面接には主に2パターンあると思う。私は、この2パターンを見て、対応を変えた。

一つ目は、面接官が笑顔で親しげに話しかけてくるパターン。この場合は、会話のキャッチボールが求められている為、余計な事はしゃべらず、話す内容は端的に、必要最小限にとどめる必要がある。

2つ目は、面接官がきりっとしていて、形式的に聞いてくるパターン。この場合は、いかに面接官に興味を持ってもらえるかの勝負である為、話す内容は1~2分くらいに要領よく話す必要がある。自分がアピールしている時に、面接官が重い腰を上げ、乗り気になり、うなずきが多くなったら、そのアピールポイントを広げるように話すと上手くいく。ただし、長ったらしく話すのではなく、事前に、要領よく話す練習をしておくと吉。

そして、私はすべてweb面接だったが、web面接では、服装・部屋までもこだわった方が良い。

服装は「私服で構わない」と書かれていても、布地の白いワイシャツで行こう。ハロー効果(第一印象が良いと、他の部分も良さげに感じる効果)を狙って、”しっかりしている、真面目そうな学生だ。”という印象をつければOK!

髪も黒がおすすめ。(天然が黒でない人は除く。)要は染めていたら、黒に戻そうねって話。髪もぼさぼさよりも、ワックス等でまとまりの良いビジネスマンスタイルでいくと吉。自分が面接官となったとして、どんな学生を受け入れたいかを考えよう。

そして逆光も気を付けよう。カメラの位置によって、自分の顔が暗く映ってしまったらもったいない。

4.学外奨学金に受かる人、落ちる人

正直に言うと、学外奨学金は落ちて当たり前の世界。岡部奨学金に受かった際、学内選考3人とあるが、事務の人が「某都市の大学に赴任してから、受かった人は初めて見た」と言われたほど、毎年基本的には落ちるのだ。調べればわかるが、守谷育英会なんて、月額12万給付という(返さなくてもよい)多大なお金がもらえる反面、倍率は10倍にも及ぶと言われるほど、狭き門なのは確かである。

しかし、私が申し込んだ奨学金はどれも、他の奨学金と併用可能だし、応募条件もゆるゆるな物ばかりだ。読んでくれている諸君が応募条件に当てはまるのであれば、より多くの学外奨学金に申し込んでほしい。申し込むのは無料であるのだから、やらない後悔よりもやる後悔を選んでほしいと思う。

本題だが、受かる人の条件はやはり、家庭の経済状況と大学の成績(GPA)のウェイトがかなり大きい。私の場合は片親で、申し込んだ際は、ちょうど母親が無職となり、転職中で、離婚した父もうつ病で無職という、誰からも手を差し伸べられないお先真っ暗状態だった。そして、ちょうど1年次の成績が主席をとれた事も大きかった。(書くときに重要なのは、結果ではなく、それを通じて何を得られたか等の中身だが)

そして、私が懸念していた事は、まだ貸与を一度もしていなかったことにある。

基本的に、いくら家庭状況が困窮で、成績が良くても、他に同レベルの借金を抱える貸与の学生がいたら、負けてしまうのだ。給付だけで乗り越えたい君!「なぜ貸与しないのか」の理由までも書ければパーフェクトだ。「給付だけで乗り越えようなんて、君甘いぞ。貸与している周りを見なさい」と言われぬように。

 

どうだったであろうか。少なくとも、このインターネット渦ではこういった奨学金にまつわる情報は少なく、私は苦難を強いられた。

大学に行くために、貸与を受け、その借金の為に卒業後、働いても数万天引きされて、それが40歳まで続く・・・なんてざらな世の中である。自己破産をする人も少なくない。知らなかった!やっとけばよかった!とならぬよう、少しでも情報の共有の手助けになれば幸いである。

貧乏大学生の同胞達に届け・・・